うつ病患者を抱える家族の接し方と対応

うつ病を克服するためには、「これは気の持ちようだから」と済ませ
ないで、精神科あるいは心療内科に行って、きちんと診察を受け、用
法・用量を守って服薬することと、しっかり休むことが大切です。

（従来の）うつ病になりやすい性格の人は、真面目で仕事熱心なため、
「自分がこんなダラダラしていていいのか？」「何かしなくてはなら
ないのに、何も出来ない自分が情けなくて申し訳ない」と思ってしま
いがちですが、普段たくさん働いたのだから、神様がお休みを下さっ
た、と思ってゆっくりと休むことが大切だと思います。

そして、うつ病患者には「認知の歪み」があると言われています。

「〜すべきだ」「〜してはいけない」という考えに縛られていること
で、余計自分を追いつめているところがあります。

ここで認知行動療法が効を奏するのだと思います。

「〜すべきだ」「〜してはいけない」という考えが本当に事実なのか、
自分の思い込みに過ぎないものなのか、思い込みだとしたら、本当は
何をすればいいのかなどを書き出したりして、それを実行することで
「認知の歪み」を修正していくことも、うつ病克服につながるものだ
と思います。

あとは、周囲が「ダラダラするな」などと本人を急かさずに見守るた
めの環境調整もうつ病克服には必要なことだと思います。

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